さいたま市浦和区 内科・循環器科クリニック

News & Column お知らせ&コラム
News & Column
2026.03.16
お知らせ

【お知らせ】狂犬病ワクチン(ラビピュール筋注用)の接種を開始いたしました

当院では、海外渡航を予定されている方に向けて、狂犬病ワクチン「ラビピュール筋注用」の取り扱いを開始いたしました

【狂犬病とは】

狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれたり、傷口や粘膜をなめられたりすることで感染する病気です 。発病するとほぼ100%死亡する、極めて危険な感染症です 。動物と直接接触する機会が多い方や、医療機関が近くにない地域へ長期間滞在される方には、事前の予防接種(曝露前接種)をお勧めしています

狂犬病ウイルスを持った動物からの感染経路と、体内に侵入して脳炎を発症するまでのメカニズム図解

【リスク地域、原因となる動物について】

狂犬病は日本、英国、スカンジナビア半島などの一部の国々を除き、全世界に分布しています 。つまり、海外ではほとんどの国で感染する可能性のある病気です

感染動物すべてから感染する可能性がありますが、中でも犬が人に対する主な感染動物です 。渡航中は特にこれらの動物にむやみに近づいたり、咬まれたりしないよう十分に注意してください

【発症した場合の症状】

狂犬病ウイルスが体内に侵入しても、多くの場合、すぐに症状はでません 。感染してから発症するまでの期間(潜伏期)は一般に1か月から3か月ですが、長い場合には1年から2年後に発症した事例もあります 。発症前は感染の有無を診断することができず、いったん発症してしまうと効果的な治療法はありません

狂犬病ウイルスに感染・発症した場合の潜伏期間と、前駆期から急性神経症状期への症状の経過図

前駆期(2〜10日): 発熱、全身倦怠感、食欲不振などがみられます 。また、傷口周囲の灼熱感、いたみやかゆみなどの知覚異常が続きます 。
●急性神経症状期(10日以上): 落ち着きのなさ、極度の不安感、感覚過敏、幻覚などの症状があらわれます 。また、水や風を極端に恐れる恐水症、恐風症も特徴です 。
●昏睡期〜死亡: 脳神経や全身の筋肉の麻痺を来し、ほぼ100%死亡します 。

【接種についてのご案内・スケジュール】

当院では、渡航前の予防接種(曝露前接種)のみを行っております。

ワクチン名: ラビピュール筋注用

料金:一回につき16,000円(税込み)

接種スケジュール: 1回1.0mLを、0、7、21日または0、7、28日のスケジュールで合計3回筋肉内に接種します 。

渡航前の狂犬病ワクチン(ラビピュール筋注用)の接種スケジュール図(合計3回:0日、7日、21日または28日)

【大切な注意事項】

 ご予約・費用について

現地で被害にあったら

事前の予防接種(曝露前接種)をしていても、渡航先で狂犬病のおそれのある動物に咬まれた場合は、すぐに傷口を石鹸と流水で約15分間よく洗い、現地の医療機関をできるだけ早く受診してワクチンの追加接種(曝露後接種)を受けてください

※当院では曝露後(動物に咬まれた後)の発病阻止を目的とした接種は行っておりません。万が一帰国後に曝露後接種が必要となった場合は、適切な医療機関へご紹介させていただきます。